こんにちは。「シニアの蔵」運営者のtmです。
MIRAI SPEAKER Earを見て、「これは補聴器なの?」「普通の集音器とは何が違う?」と気になっている方もいるでしょう。
結論からいうと、MIRAI SPEAKER EarとEar Liteは補聴器ではなく、メーカーが「イヤカフ型集音器」として販売している製品です。
Earには専用アプリを使った聞こえ調整機能がありますが、聞こえ方を調整できるからといって、補聴器と同じ分類になるわけではありません。
MIRAI SPEAKER Earは補聴器ではなく、イヤカフ型の集音器です。Ear Liteも同じく集音器です。
補聴器は管理医療機器ですが、MIRAI SPEAKER Earは医療機器ではありません。聞こえにくさが気になる場合は、集音器だけで自己判断せず、必要に応じて耳鼻咽喉科へ相談してください。
MIRAI SPEAKER Earは補聴器ではなく集音器
メーカーは「イヤカフ型集音器」として販売している
ミライスピーカー公式では、MIRAI SPEAKER Earを「聞こえ調整機能搭載イヤカフ型集音器」として案内しています。
耳をふさがないイヤカフ型で、周囲の音や会話を聞き取りやすくすることを目的とした製品です。
Ear Liteについても同様に集音器で、補聴器ではありません。
| 項目 | MIRAI SPEAKER Ear / Ear Lite | 補聴器 |
|---|---|---|
| 分類 | 集音器 | 管理医療機器 |
| 医療機器か | いいえ | はい |
| 主な目的 | 日常の会話や周囲の音を聞き取りやすくする | 難聴者の聞こえを補う |
| 聞こえの調整 | Earは専用アプリで調整可能 Ear Liteはアプリ調整なし |
聴力や使用環境に合わせたフィッティングが重要 |
| 購入前の考え方 | 目的に合うか、装着感や聞こえ方を確認する | 購入前に専門医へ相談し、専門知識のある人による調整を受けることが重要 |

聞こえ調整機能があっても補聴器になるわけではない
MIRAI SPEAKER Earには、スマートフォンの専用アプリを使った「聞こえ調整機能」があります。
約5分の聞こえチェックを行い、左右の聞こえ方に合わせて音を調整できるため、「ここまで調整できるなら補聴器では?」と思うかもしれません。
しかし、調整機能があることと、医療機器としての補聴器であることは別です。
補聴器は、PMDAの医療機器分類でクラスIIの医療機器として扱われています。一方、ミライスピーカー公式はEarについて、医療機器ではない集音器と説明しています。
- 「自分の聞こえに調整できる=補聴器と同じ」ではありません。
Ear Liteも補聴器ではなく集音器
Ear Liteは、Earから専用アプリによる聞こえ調整機能とリモートマイク機能を省いたシンプルなモデルです。
ただし、EarとEar Liteのどちらも製品分類としては集音器です。
「Earなら補聴器に近く、Liteは普通の集音器」という分類ではありません。
補聴器と集音器は何が違う?
補聴器は管理医療機器
消費者庁は、補聴器について「管理医療機器」であると案内しています。
PMDAの医療機器分類でも、耳かけ型補聴器やデジタル式補聴器などはクラスIIの医療機器として定められています。
補聴器は単に周囲の音を大きくするだけでなく、使用する人の聞こえの状態に合わせて調整しながら使うことが重要です。
消費者庁も、補聴器を購入する前に専門医へ相談することや、購入時のフィッティング、購入後のアフターケアや定期点検の重要性を案内しています。
集音器は医療機器ではない
一方、集音器は医療機器ではありません。
国民生活センターも、集音器について、補聴器のような管理医療機器ではない製品として注意点を案内しています。
集音器によっては、聞きたい会話だけでなく周囲の雑音まで大きくなり、思ったような聞こえ方にならない場合があります。
ただし、集音器にはさまざまな形状や機能があります。MIRAI SPEAKER Earには、
- 専用アプリによる聞こえ調整
- ノイズリダクション
- 突発音の抑制
- ハウリング制御
- 自声抑制
- 利用場所に合わせたシーン切り替え
などが搭載されています。
そのため、国民生活センターがテストした耳かけ型集音器とMIRAI SPEAKER Earが同じ聞こえ方になるという意味ではありません。
大切なのは、「集音器だから補聴器と同じ」「高機能だから補聴器の代わりになる」と決めつけないことです。
「ミライスピーカーは難聴でも使える?」は少し慎重に考えたい
Googleでも「ミライスピーカーは難聴でも使えますか?」という疑問が見られます。
ミライスピーカー公式のFAQでは、Earについて軽度・中等度レベルを対象としていると案内する一方、聞こえには個人差があるため、不安な場合は医療機関へ相談したうえで選ぶよう案内しています。
ここで注意したいのは、これを「軽度・中等度の難聴なら、補聴器の代わりにEarを使えばよい」という意味に読み替えないことです。
- MIRAI SPEAKER Earは集音器であり、補聴器ではありません。
- 難聴かどうか、どの程度なのかは集音器だけでは判断できません。
- すでに難聴を指摘されている方や、聞こえに不安が強い方は、先に耳鼻咽喉科へ相談する方が安心です。
MIRAI SPEAKER Earを検討しやすい場面と、先に受診したい場面
会話やテレビをもう少し聞き取りやすくしたい場合は候補になる
MIRAI SPEAKER Earは、日常生活の中で「最近少し聞き返すことが増えた」「会話やテレビの音をもう少し聞き取りやすくしたい」という人向けの集音器として公式に案内されています。
特にEarは、専用アプリによる聞こえ調整や、充電ケースを離れた場所のマイクとして使うリモートマイクがあるため、一般的な単機能集音器とは機能構成が異なります。
ただし、実際に自分の耳に合うかは使ってみないと分からない部分があります。
装着感や聞こえ方が気になる場合は、購入前に試聴できる店舗を探す方法もあります。
補聴器を使うべきか迷っているなら、先に耳鼻咽喉科へ相談する
「集音器で十分なのか、それとも補聴器が必要なのか」が分からない場合は、製品を先に決めるより聞こえの状態を確認することを優先した方がよいでしょう。
消費者庁や国民生活センターも、聞こえにくさを感じた場合や補聴器を検討する場合は、まず専門医へ相談することを勧めています。
耳鼻咽喉科では、聴力検査などから聞こえにくさの状態や原因を確認できます。
片耳だけ・急に聞こえにくい・耳鳴りやめまいがある場合は集音器より受診を優先する

聞こえにくさが次のような状態なら、集音器を買って様子を見るより、早めに耳鼻咽喉科を受診してください。
- 片耳だけ聞こえにくい
- 急に聞こえが悪くなった
- 以前より聞こえ方が急に変わった
- 耳鳴りやめまいを伴う
- 耳だれや耳の痛みがある
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会では、こうした聞こえ方の変化には、突発性難聴や中耳炎など治療できる耳の病気が関係している可能性があるため、早めの受診を勧めています。
特に突然の難聴は、早期に治療を開始した方が聴力の予後が良いことが報告されており、厚生労働省も早期受診・早期治療の重要性を案内しています。
補聴器を使っている人がEarへ替える場合も自己判断しない
すでに補聴器を使っている人が、「Earの方が見た目が気軽だから」と補聴器をやめて置き換えることも慎重に考えたいところです。
補聴器は、その人の聴力や生活環境に合わせて調整しながら使う医療機器です。
MIRAI SPEAKER Earには聞こえ調整機能がありますが、補聴器のフィッティングを置き換える機能ではありません。
補聴器から集音器への変更を考えている場合は、現在の聞こえの状態も含め、耳鼻咽喉科などの専門医や、認定補聴器技能者など専門知識・技術を持つ人へ相談してから判断する方が安心です。
MIRAI SPEAKER Earと補聴器についてよくある質問
- MIRAI SPEAKER EarとEar Liteは補聴器ではなく集音器
- 補聴器は管理医療機器だが、Earは医療機器ではない
- Earには聞こえ調整機能があるが、補聴器と同じ分類になるわけではない
- 集音器によっては周囲の雑音も大きくなり、目的に合わない場合がある
- Earにはノイズ低減や自声抑制など複数の聞こえ支援機能がある
- 公式は軽度・中等度レベルを対象としているが、補聴器の代わりになると一律に考えない
- 集音器か補聴器か迷う場合は、先に耳鼻咽喉科で聞こえの状態を確認する
- 片耳だけ・急な聞こえ低下・耳鳴り・めまい・耳痛などがある場合は受診を優先する
「集音器と補聴器のどちらが上か」ではなく、自分の聞こえの状態と使う目的に合っているかで考えることが大切です。
日常の会話をもう少し聞き取りやすくしたいという目的でEarを検討するなら、購入前に実際の装着感や聞こえ方を試してから判断すると選びやすくなります。

