「シルバー人材センターに襖(ふすま)の張替えを頼むと、1枚いくらかかるのだろう?」と気になっていませんか。
襖張替えの料金は全国一律ではありません。地域によって料金が異なり、片面・両面の違いや、材料費・運搬費によっても支払総額が変わります。
長崎県平戸市の公表例では、通常の襖で片面1枚2,850円から、両面1枚4,500円から。全国共通の最低料金ではないため、地元センターの料金表と見積もりで確認します。
同じ1枚でも、襖紙の種類・サイズ・運搬費・補修費の条件が違います。全国平均ではなく、地域ごとの公表例として比較しましょう。
例えば、長崎県平戸市では通常の襖の片面張替えが2,850円から、東京都町田市では押入用の大サイズ1枚が6,100円からです。ただし、同じ条件の料金ではないため、数字だけで安さを比較することはできません。
この記事では、各地域の公式料金、追加費用、依頼方法、日数、一般の張替え業者との違いを順番に説明します。
シルバー人材センターの襖張替え料金はいくら?
1枚の料金を調べるときは、片面・両面の区別と、材料費・運搬費が含まれているかを一緒に確認しましょう。
地域の公式料金表では、通常の片面が2,850円からの地域もあれば、普通サイズの両面が約8,000円と案内されている地域もあります。全国共通の定額料金はありません。
地域別の襖張替え料金一覧
2026年10月に各シルバー人材センターの公式ページで確認した公表料金をまとめました。
| 地域・センター | 公表料金の例 | 主な条件 |
|---|---|---|
| 長崎県・平戸市 | 通常片面 2,850円〜 通常両面 4,500円〜 |
センター在庫の襖紙・引手などの材料費込み |
| 東京都・港区 | 襖1枚 3,300円〜 | 材料費・税込、運搬費込み。下地補修などは別料金 |
| 東京都・三鷹市 | 普通紙両面 5,720円〜 押入襖 4,100円〜 |
運搬費は1往復1,700円が別途必要 |
| 福井県・鯖江市 | 6尺片面1枚 4,800円〜 | 2026年4月からの公表料金。建付け調整などは別料金 |
| 鳥取県・米子広域 | 普通サイズ片面 約5,000円 普通サイズ両面 約8,000円 |
全て込みと案内。サイズによって変動 |
| 東京都・町田市 | 押入用大サイズ1枚 6,100円〜 | 税込、引手交換・裏紙張替え込み。運搬費は1回1,120円が別途必要 |
※金額は各センターの公表例で、全国平均や全国共通の相場ではありません。「〜」は開始料金、「約」は概算です。片面・両面、襖の種類、材料や運搬費の範囲が異なるため、同じ施工条件の比較ではありません。税区分が明記されていない地域は見積もり時に確認してください。
料金の出典:平戸市/港区/三鷹市/鯖江市/米子広域/町田市(各センター公式サイト)
例えば港区は運搬費込みですが、三鷹市や町田市では別途運搬費が必要です。特に1〜2枚を頼む場合、追加費用も含めた総額で比較しましょう。
自分の地域の料金を調べるには?
上の表に住んでいる地域がなくても、地元センターに問い合わせることができます。まず全国シルバー人材センター事業協会の公式サイトから担当センターを探しましょう。
地域センターの公式サイトで「仕事を依頼する」「仕事の紹介」などを開き、襖張替えの取扱いと料金を調べます。料金表がなければ、電話などで直接確認してください。
問い合わせ例:「襖を○枚張り替えたいのですが、対応していますか? 片面・両面の料金、最低受付枚数、運搬費を含めた総額を教えてください」
襖1枚の張替え料金が変わる4つの条件
襖張替えは同じ枚数でも、依頼内容によって料金が変わります。まずは次の違いを確認しましょう。

1.片面か両面か
押入れの襖などには片側だけを張り替える料金が設定されていることがあります。部屋と部屋を仕切る襖は、両側の張替えが必要な場合があります。
「片面」は片側、「両面」は1枚の襖の表裏を張り替えることを指します。両面は襖2枚という意味ではありません。ただし、裏紙をどこまで施工するかはセンターの料金設定によって異なります。
米子広域では、普通サイズの片面が約5,000円、両面が約8,000円と案内されています。
2.襖のサイズや形
一般的な襖のほか、押入れの上にある小さな「天袋」、背の高い襖、幅の広い襖などがあります。襖の一部に障子などを組み込んだ「源氏襖」のような特殊な形もあります。
三鷹市では普通紙両面が5,720円から、天袋が2,140円からと種類によって料金が分かれています。特殊な形状は対応できるかも確認してください。
また、柏市シルバー人材センターの公式料金表では、段ボール襖・発泡プラスチック襖の張替えは受け付けないと案内しています。こうした襖を使っている場合は、紙の張替えが可能か事前に相談しましょう。
3.襖紙の種類
襖紙には手頃な普及品から、糸入りの紙や、質感・柄にこだわった紙まで種類があります。
平戸市ではセンター在庫の襖紙を使う場合の材料費が含まれますが、注文紙を選ぶと紙の価格によって料金が変わります。希望の柄がある場合は見本帳や追加料金を確認しましょう。
4.引手・裏紙・下地の修理
襖の開け閉めで指を掛ける部分が「引手」です。紙が破れているだけでなく、引手や内部の下地、枠が傷んでいることもあります。
町田市では引手交換と裏紙の張替えが表示料金に含まれますが、港区では内部の下地補修や骨組みの修理が別料金です。襖が反っている、枠が外れている、滑りが悪いといった場合は、症状も一緒に伝えてください。
襖張替えに追加料金はかかる?見積もりで確認したいこと
表示された1枚の料金が、必ずしも支払総額になるとは限りません。次の項目が基本料金に含まれるか、別料金になるかを確認しましょう。
| 確認項目 | 確かめたいこと |
|---|---|
| 運搬費 | 襖の引取り・納品費が含まれるか |
| 材料費 | 襖紙・裏紙・引手などが含まれるか |
| 補修費 | 下地・骨組み・建付けなどの修理費 |
| サイズ差額 | 大型・幅広・特殊な襖に追加料金があるか |
| その他 | 事務費など、別途必要な費用があるか |

表の項目が必ずすべて別料金になるわけではありません。センターごとの料金設定と襖の状態によって異なります。
運搬費が別なら、1枚でも総額が変わる
三鷹市の公表例では、普通紙両面5,720円からに加え、1往復につき運搬費1,700円が必要です。
1枚を依頼し、運搬が1往復で済み、ほかの追加料金がないと仮定すると、5,720円+1,700円=7,420円からという計算になります。これは公式の表示料金を使った計算例で、実際の見積総額を保証するものではありません。
電話ではこの4点を確認しよう
- この材質の襖は何枚から受け付けていますか?
- ○枚の張替えで、材料費と運搬費を含めた総額はいくらですか?
- 下地や引手の補修が必要なら、追加料金はかかりますか?
- 引取・納品の予定日、または自宅での作業日はいつ頃ですか?
条件が分からない場合は、現物を確認して見積もりを出してもらえるか相談しましょう。
シルバー人材センターに襖張替えを頼む方法
作業場所も地域によって異なります。港区・三鷹市・町田市などでは襖を引き取って作業所で張り替える方式ですが、新宿区シルバー人材センターでは、下見・見積もりの後に依頼者の自宅で作業する方式です。自宅作業の場合は必要な作業スペースも確認しておきましょう。
- 地元センターの対応状況を確認する。張替えの受付、最低受付枚数、襖の材質、希望日程を問い合わせます。
- 枚数・種類・傷みを伝える。片面・両面、通常サイズ・天袋、引手や枠の状態も確認します。
- 見積総額と作業日程を確認する。材料費・運搬費の有無と、持ち帰り施工なら引取・納品日、自宅施工なら作業日時を確かめます。
- 作業完了時に状態を確認する。納品時または自宅での施工後に、紙の浮きや傷、襖の開け閉めに問題がないか見ます。
港区では、引取時に柄を選び、概算見積もりや期日を確認して契約する流れです。センターによって申込み方法や支払方法は異なるため、案内に従ってください。
襖張替えには何日かかる?年末も依頼できる?
納期はセンターの混雑状況、襖の種類、作業方法によって異なり、全国共通の日数はありません。
町田市では受付順で対応し、年末は混み合うため早めの申込みを勧めています。米子広域では、冬は糊が乾きにくいものの、できるだけ早く納品するよう努めると案内されています。
来客・法事・年末の大掃除などに間に合わせたい場合は、仕上がり希望日を伝えて、引取りから納品までの期間を確認しましょう。
シルバー人材センターと一般の張替え業者はどっちがいい?
依頼先は対応状況、見積総額、納期、襖の状態で選びます。シルバー人材センターが必ず安いわけでも、民間業者が必ず早いわけでもありません。
シルバー人材センターが向いているケース
地元センターが襖張替えを扱っており、見積金額や納品時期に納得できる場合は、まずセンターへ相談するのが自然です。地元のサービスを利用したい人や、日程に余裕がある人にも適しています。
民間業者も比較した方がよいケース
- 地元センターが襖張替えを扱っていない
- 希望する時期までの納品が難しい
- 特殊な襖や大きな補修に対応できないと言われた
- 障子・畳・網戸も含めて依頼先を探したい
- 総額や作業条件を複数の業者で比較したい
こうした場合は民間業者にも相談し、同じ条件で材料費・運搬費・補修費を含む総額と納期を比較しましょう。
シルバー人材センターで条件が合わなかった場合の相談先
民間の張替え業者を探したい場合には、「張り替え110番」も選択肢の一つです。襖のほか、障子・畳・網戸の張替えについて相談できる業者紹介サービスです。
公式サイトでは襖張替えを税込3,100円からと案内していますが、対応エリア・加盟店・現場状況などにより表示内容どおりに対応できない場合があります。また、現地調査や見積もりに費用がかかる場合もあるため、依頼前に条件を確認してください。
地元センターの条件が合わなかったときに、料金や対応時期を確認するための相談先として検討しましょう。
ホームセンターで張り替えてもらう方法もある
ホームセンターでも襖張替えを扱う場合があります。カインズの公式案内では、襖紙の種類やサイズで料金が変わるほか、少数枚の依頼や補修などに追加費用が発生する条件が示されています。
利用できる店舗や施工エリア、引取方法、納期を含め、同じ条件で見積もりを比較してください。
シルバー人材センターの襖張替えでよくある質問
襖1枚だけでも頼めますか?
地域によって異なります。米子広域シルバー人材センターは襖1枚からの引取りに対応していますが、柏市シルバー人材センターは2枚以上から受注すると明記しています。1枚だけ頼む場合は、最低受付枚数と運搬費を最初に確認しましょう。
自分で購入した襖紙を持ち込めますか?
センターによります。鯖江市では張替え用の紙などの持ち込みを受け付けないと案内しています。希望する襖紙があれば、購入前に相談しましょう。
襖が外れない場合でも頼めますか?
襖が外れないなど作業が難しい場合、張替えを引き受けられないことがあります。米子広域でもこの条件が案内されているため、建付けや枠に問題があれば問い合わせ時に伝えてください。
まとめ|襖張替えは総額と納期まで確認しよう
シルバー人材センターの襖張替え料金は全国一律ではなく、地域・施工する面・襖紙・追加費用で変わります。
- 地元センターが希望する襖の張替えに対応しているか
- 材料費・運搬費などを含めた総額はいくらか
- 希望日までに張替えが完了するか(引取方式か自宅施工かも確認)
まずは地元のセンターに、最低受付枚数・襖の材質・総額・日程を問い合わせ、条件が合えば依頼を検討しましょう。対応できない、希望日までに間に合わない場合は、民間の張替え業者にも相談し、同じ条件で比較すると判断しやすくなります。

