こんにちは。シニアの蔵 運営者の「tm」です。
高齢者向けのおすすめユニットバスを探そうとして沢山のカタログを見ていると、正直ワケが分からなくなりませんか? …私はなりました。
TOTO、LIXIL、Panasonic、クリナップなど沢山のメーカーがある上に、各社が多種様々なモデルを販売しているので、
「あのメーカーのこのモデルはこの機能があって、でもこの機能は付いてないからやっぱりこっちのメーカーのこのタイプの方が…あ、でもこっちはアレが付けられない…」
投げ出したくなりますよね(笑)
ですので、本記事では各メーカーのユニットバスの高齢者向け機能のポイント(転倒・ヒートショック・浴槽またぎ・手すり・掃除負担軽減など)を整理し、厳選した上で「高齢者向けユニットバスおすすめ3選」を紹介します。
【どんなユニットバスを選ぶべきか】をまず簡単に解説してから実際の製品を紹介するので、漠然とカタログを見るよりも格段に選びやすくなるはずです。
また、施工会社の選び方や注意点、施工前の予備知識、補助金や税制優遇などについても解説します。
この記事が、あなたの「高齢者におすすめなユニットバス選び」のサポートになれば幸いです。
- どんなユニットバスを選ぶべきか、重視する点は?
- 高齢者向けユニットバスおすすめ3選(戸建て、マンション)
- 補助金、税制優遇について
- 施工前の予備知識
- 高齢者向けユニットバスのおすすめ3選を厳選してご紹介。ポイントは「転倒・溺水・ヒートショック」対策!
- 高齢者ユニットバスおすすめ3選|失敗しないための完全ガイド:第二部「リフォーム会社と相談する前の予備知識」
高齢者向けユニットバスのおすすめ3選を厳選してご紹介。ポイントは「転倒・溺水・ヒートショック」対策!
高齢者はどんなユニットバスを選ぶべきか

高齢者の入浴事故は、ざっくり言うと①浴槽内の溺水(失神→溺れる)と、②浴室内の転倒(濡れ床・段差・またぎ・立ち座り)が中心です。特に冬は、脱衣所・浴室の温度差で体に負担がかかりやすく(ヒートショック)、事故リスクが上がりがちです。
(出典:消費者庁『冬季に多発する高齢者の入浴中の事故に御注意ください!』)
高齢者の場合、単純に「滑って転ぶ・つまずいて転ぶ」だけではなく、浴槽内での体調の急変による転倒、溺水も想定しておくのが大事です。
ユニットバスを選ぶ時に重視すべき点
結論はシンプルで、「つまずかない・滑らない・支えが途切れない・冷えない」を優先して選ぶのが安全です。
- 出入口の段差を最小に
つまずき事故の入口になりやすいので、段差はできるだけ小さく。ここは製品だけでなく施工の納まりも重要です - 床は「防滑+乾きやすさ+冷たさ軽減」
滑りにくいだけでなく、水が残りにくい(乾きやすい)ことが転倒予防に効きます。冬のヒヤッと感が減る床だと安心感も上がります - 手すりは「点」ではなく「線」で考える
洗い場の立ち座り→浴槽へ移動→浴槽またぎ→浴槽内まで、支えが途切れない配置が理想です(位置が命) - 浴槽は「またぎ+着地+つかみやすさ」のセットで評価
またぎ高さだけで判断せず、フチのつかみやすさ、床と浴槽底の高低差(着地の深さ)まで見てください - ヒートショック対策は「浴室暖房(予備暖房)+保温」の考え方
浴室を事前に温められるか、浴槽の保温(断熱)を組み合わせられるかをチェック。脱衣所の暖房もセットで考えると効果が出やすいです - 掃除のしやすさは安全にもつながる
掃除がつらいと床や排水口がヌメりやすくなり、結果的に滑りリスクが上がります。床・排水口・カウンター周りの手入れ負担は軽くしておくのが無難です
*持病や体調によって入浴リスクは大きく変わるので、体調に不安がある場合は医師など専門家に相談してください。
高齢者向けユニットバス おすすめ3選(戸建て、マンション)
では、先ほどの内容をふまえ、当サイトが考える「高齢者におすすめなユニットバス」を・戸建て向け・マンション向けにそれぞれ3モデルずつ選定しました。
戸建て向けユニットバス:おすすめ3選
- TOTO サザナ
- LIXIL リデア
- Panasonic BEVAS(ビバス)
マンション向けユニットバス:おすすめ3選
- TOTO マンションリモデル ひろがるWY(ほっカラリ床シリーズ)
- LIXIL リノビオV
- クリナップ セレヴィア
では、一つずつ細かく解説していきます。
✨戸建て向けユニットバス:『TOTO サザナ』

安全面(すべりにくさ・手すり・温度差対策)と、掃除の負担軽減の機能が豊富な所を評価。多くのランキングで上位を獲得している人気ユニットバスです。
注目の機能はこちら。






サザナが良さそうなら、次は施工会社に下見に来てもらい「段差の納まり/手すり(インテリアバー・ハンドグリップ)の取付可否/浴室暖房の可否」を確認してください。その際、できれば複数社の見積もりを取り、施工にかかる料金を比較してから現地調査を依頼するのが安心です。
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✨戸建て向けユニットバス:『LIXIL リデア』

LIXIL リデアは、洗い場から浴槽までカバーしてくれる「スマートエスコートバー」など、手すりが非常に充実していて、高齢者の不安が出やすい「立つ・座る・移動する・またぐ」を強力にサポートしてくれます。さらに手すりを充実させる「サポートパック」というオプションもあり、安全面強化が図れる点も評価。






リデアが良さそうなら、施工業者に「スマートエスコートバーの位置が合うか/サポートパックを追加できるか/出入口段差をどこまで詰められるか」を実際に見てもらってください。複数社から見積りをとり、納得の費用感を出してくれる業者に現地調査を依頼しましょう。
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✨戸建て向けユニットバス:『Panasonic BEVAS(ビバス)』

BEVASは、またぎやすい浴槽が大きな特徴。また、浴室暖房+床暖房で温度差対策もバッチリ。高齢者の不安、負担を軽減する機能をバランス良く備えています。




BEVASが良さそうなら、まず「床暖房(電気容量)の可否/おきラクスマート手すりの取付位置/浴槽またぎのしやすさ」を現地条件でチェックしてもらうと失敗しにくいです。その際、できれば複数社の見積もりを取り、施工にかかる料金を比較してから現地調査を依頼するのが安心です。
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✨マンション向けユニットバス:『TOTO マンションリモデル ひろがるWYほっカラリ床シリーズ』

戸建て向けで紹介した「サザナ」のマンション向け版。手すり、滑りにくい床、浴室暖房などをバランス良く備える。






マンションリモデル ひろがるWYほっカラリ床シリーズが良さそうなら、まず「ほっカラリ床の仕様をどこまで選べるか/手すり(シャワーバー兼用含む)の取付可否と位置/浴室暖房(予備暖房)の可否」を現地で確認して、見積もりで安全プランを固めるのが安心です。
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✨マンション向けユニットバス:『LIXIL リノビオV』

先ほど紹介した戸建て向けユニットバス「リデア」のマンション向け版。スマートエスコートバーを中心に「浴室内の動作・移動」を強力にサポートしてくれます。




リノビオVが第一候補なら、マンション特有の「梁・配管でサイズが入るか/手すり(スマートエスコートバー等)の取付可否/暖房の可否」を施工会社に実際に確認してもらってください。その際、できれば複数社の見積もりを取り、施工にかかる料金を比較してから現地調査を依頼するのが安心です。
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✨マンション向けユニットバス:『クリナップ セレヴィア(SELEVIA)』

セレヴィアは、冬の不安になりやすい「浴室の冷え(温度差)」と、転倒につながりやすい「すべり」「立ち座りの負担」に対して、断熱(浴室まるごと+浴槽)/床/手すり・動作サポートがひと通り揃っているのが強みです。




セレヴィアが良さそうなら、次は「浴室まるごと保温・高断熱浴槽の採用条件/床の仕様/サポートバーの位置」を現地で確認して、安心できるプランで見積もりを出してもらいましょう。
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「各機能が取り付け可能かどうか」や「利き手や体格によって最適な手すり位置」等は、お家のお風呂場の大きさや建物の状況で変わります。最終判断は施工の専門家に相談してください。
ここまででだいぶ候補は絞れたと思います。ただ、高齢者の安全は“施工と現地条件”で差が出るんですよね。段差がどこまで消せるか、手すりの位置が合うか、暖房の取付は可能か。これは現地を見ないと確定しません。
なので次は、無料で複数社から見積もりを取って施工プランと費用感を固めましょう。
次にやること:安全に直結する「現地確認」を先に進めよう
お気に入りのユニットバスが見付かったら、次にやるべきことは以下の2点を確認することです。
- そのモデルが自宅に施工可能かどうか
- 施工にかかる費用(総額)
そのユニットバスが自宅に施工可能かどうか(現地で見るポイント)
メーカー名やシリーズが決まっても、戸建て・マンションで「入るサイズ」「配管の位置」「電気容量」「梁の出っ張り」などの条件が違います。この辺りはカタログだけ見ていても判断しづらいんですよね。
ここはプロに現地で見てもらうのが早いです。
| 確認項目 | 高齢者目線で重要な理由 | 現地でのチェック例 |
|---|---|---|
| サイズ・搬入 | 希望モデルが入らないと選び直しになりやすい | 1216/1418等の可否、搬入経路、梁・柱の干渉 |
| 出入口の段差 | つまずきリスクに直結 | 既存段差、解体後の納まり、段差をどこまで詰められるか |
| 手すりの下地 | 位置が合わないと逆に危険。後付けだと制約も出やすい | 座位/立位で届く位置、利き手、浴槽またぎの“手の置き場” |
| 浴室暖房・電気 | ヒートショック不安を減らすのに効く | 分電盤容量、専用回路、換気ダクトの経路、設置可否 |
| 配管・排水 | 工事費の増減に直結。追加工事が出やすい | 配管の老朽化、排水位置、床下状況、漏水リスク |
施工にかかる費用の総額(できれば複数社に見積もりを)
浴室リフォームの費用は「本体価格」だけでは決まりません。解体・配管・電気・下地補修などで金額が上下しやすいので、見積もりは総額で見るのが基本です。
さらに、高齢者向けに手すりや暖房などの安全オプションを盛りだくさんにすると、思ったより高額になりがちです。できれば複数社で見積もり比較するほうが安心ですよ。
とはいえ、自分で複数の業者に問い合わせて比較するのはものすごい大変ですよね…
今は、簡単な情報入力だけで条件に合った複数のリフォーム会社を無料で紹介してくれるサービスがあるんです。
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信頼できるリフォーム会社をつないでくれるマッチングサービスなので、ぜひ一度相談してみてください。
高齢者ユニットバスおすすめ3選|失敗しないための完全ガイド:第二部「リフォーム会社と相談する前の予備知識」
高齢者の入りやすい浴槽の形とは
高齢者にとって「入りやすい浴槽」は、見た目よりも動作がラクに完了する形かどうかで決まります。ポイントはシンプルで、足を上げすぎない・着地が安定する・つかむ場所があるの3つ。ここが揃うと「一人で入りやすい」だけじゃなく、介助が入っても事故が起きにくくなります。
入りやすさを決める3つの物差し
- またぎやすさ:縁が高すぎない/足を大きく上げなくて済む
- 着地の安定:浴槽内に足を置くときにグラつきにくい(底の段差がきつすぎない)
- つかみやすさ:浴槽フチや手すりが「手の置き場」になっている
形は「目的別」に選ぶのが一番ラク
浴槽の形は、ざっくり自立入浴向けと介助を見据える向けで相性が分かれます。あなた(またはご家族)が「どこで不安が出るか」で選ぶと、後悔が減ります。
| 浴槽のタイプ | ラクになるポイント | 向きやすい人 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 低またぎ系 | 足を上げる量が減る | 足が上がりにくい/ふらつく | つかみやすさは手すり配置とセット |
| 握りやすいフチ・握りバー付き | 手で支えながら出入りできる | 立ち座り・またぎで支えが欲しい | 握る位置が合わないと逆に怖い |
| ベンチ付き(浴槽内に座面) | 姿勢が安定しやすい/半身浴もしやすい | 湯船で姿勢が崩れやすい | 狭く感じる人もいる(体格差) |
相談前にやっておくと強いこと
この辺りを事前に把握しておくと、業者との会話が一気に具体的になります。例えば「またぎが怖い」「浴槽内で立ち上がりづらい」など、困る動作を言語化できると提案精度が上がります。
浴槽の仕様はシリーズやプランで変わります。正確な情報はメーカー公式をご確認ください。最終的な判断は施工の専門家にご相談ください。
高齢者の浴槽またぎ:危険性と対策
浴槽またぎは、高齢者の入浴動作の中でも一番ヒヤッとしやすい山場です。理由は「片脚立ち」「段差越え」「浴槽内へ着地」がほぼ同時に起きるから。足腰が弱ってくると、ここでバランスを崩しやすいんですよね。
危険になりやすい瞬間
対策は「動作を分解」して、負担を減らす
またぎ対策は、根性で「足を高く上げる」じゃなくて、設計と装備で不安定要素を同時に起こさない方向が正解です。
またぎ対策の王道セット(この順で潰す)
業者に伝えると提案が良くなる「一言」
体調や持病、薬の影響で入浴中のリスクは大きく変わります。体調に不安がある場合は、入浴方法について医師など専門家にも相談してください。正確な仕様はメーカー公式をご確認のうえ、最終判断は施工の専門家にご相談ください。
エコベンチ浴槽は高齢者に最適解?
エコベンチは、浴槽の中に“ベンチ(腰掛け)”が一体で付いたタイプの浴槽です。エコベンチ浴槽は「節水」「半身浴」だけじゃなく、実は高齢者目線だと動作の安心感にも関わるタイプです。ベンチがあると、浴槽内でいきなり深く沈み込まずに済むので、姿勢が落ち着きやすい人がいます。
高齢者目線でのメリット
デメリット(ここで合わない人が出ます)
最適解になるかは「不安の種類」で決まる
エコベンチ浴槽がハマりやすいのは、浴槽内で姿勢が崩れやすい人や長湯が負担だけど温まりたい人です。一方で「とにかくまたぎが怖い」なら、まずは低またぎ+手すり(連続配置)を優先したほうが効果が出やすいこともあります。
エコベンチ浴槽は“万能の正解”ではなく、条件が合えば強い選択肢です。入浴中に不安が出る瞬間が「浴槽内の姿勢」なのか、「またぎ」なのかを先に整理すると選びやすいですよ。
採用できる浴槽形状やオプションはシリーズ・サイズで変わります。正確な情報はメーカー公式をご確認ください。最終的な判断は施工の専門家にご相談ください。
通常のユニットバスと介護用ユニットバスの違い
「介護用ユニットバス」といっても、実務では大きく2つに分かれます。
- 一般的なユニットバス(住宅用)に、手すり・段差対策・暖房などを足して“介護寄り”にする
- 介護・自立支援を前提にした専用品(介護用ユニットバス)を選ぶ(広い開口・移乗・リフト対応などを想定)
結論:多くの在宅は「住宅用+安全強化」で足りることが多い
ただし、介助が常時必要だったり、リフトやシャワーキャリーを使う可能性があるなら、専用品(介護用ユニットバス)まで視野に入れる価値があります。
違い1:出入口と開口(介助のしやすさが変わる)
通常のユニットバスは一般家庭の動線に合わせた標準的な開口が中心です。一方、介護用ユニットバスは介助者が横に立つ・車いすで近づく・緊急時に動かしやすいことを想定して、広い開口や扉仕様が組まれていることがあります。
違い2:手すり・壁の補強(後付けの自由度が違う)
住宅用でも手すりは付けられますが、「後から増やしたい」「位置を変えたい」が出たときは、壁下地の考え方が効いてきます。介護用ユニットバスは手すり前提の補強が設計に入っているものがあり、将来の変化に対応しやすいのが強みです。
違い3:浴槽まわり(またぎ・着地・移乗の考え方)
住宅用は「入り心地」「断熱」「掃除のしやすさ」などが主軸になりやすいです。介護用はそれに加えて、移乗台(座って移る)や、介助を前提にしたレイアウトなど「介助動作の成立」を重視する傾向があります。
違い4:床(冷えにくさ+転倒時のダメージまで想定することも)
住宅用でも防滑・断熱床は充実していますが、介護用では床材の性質や、水はけ・滑り対策に加えて、万一の転倒時の衝撃まで意識した説明がされている製品もあります。
| 比較項目 | 通常のユニットバス(住宅用) | 介護用ユニットバス(専用品) |
|---|---|---|
| 想定する入浴 | 自立〜軽いサポート | 自立支援〜介助前提(在宅/施設) |
| 出入口・扉 | 標準仕様中心(条件で引き戸等も可) | 広い開口・介助動線を意識した仕様が多い |
| 手すり・下地 | オプションで追加(下地は要確認) | 手すり前提の設計・補強がある製品も |
| 浴槽 | 断熱・清掃性・入り心地のバランス | 移乗・介助を想定した装備やレイアウトが組みやすい |
| おすすめの使い分け | まずは住宅用+安全強化で検討 | 常時介助・リフト利用の可能性があるなら検討 |
費用感の目安(ざっくり)
金額は、サイズ・グレード・現場の配管や下地状況で大きく変わります。ここでは「イメージが掴める」程度の目安として見てください。
通常のユニットバス(住宅用)の目安
介護用ユニットバス(専用品)の目安
費用を現実的に詰めるコツ
高齢者向けは「安心機能を全部盛り」にすると高額になりがちです。だからこそ、施工会社に現地調査に来てもらって、①家に入るか(サイズ・搬入・配管)、②手すり等の最適位置、③どこまで安全を確保するか(優先順位)を相談したうえで、見積もりで総額を固めるのが失敗しにくいです。正確な金額や仕様は公式情報・見積もりで確認し、最終判断は専門家にご相談ください。
介護用ユニットバス(自宅に施工可能):ダイワ化成 ゆとりけあベーシック
「自宅介護を前提に、最初から“介助しやすい浴室”を作りたい」なら、ダイワ化成のゆとりけあベーシックみたいな介護向け規格ユニットバスも選択肢になります。一般的な住宅用ユニットバスよりも、移乗・手すり・扉など介助シーンを想定した装備がセットで考えられているのが特徴です。

高齢者の浴室リフォーム補助金「介護保険の住宅改修」
費用を抑える話で現実的に使われやすいのが、介護保険の住宅改修です。ポイントは「リフォーム費が出る」というより、自立支援・転倒予防のための改修が対象になりやすい、という考え方です。
介護保険の住宅改修で押さえる基本
対象になりやすい浴室工事(例)
「ユニットバスを新しくする」だけだと対象外になることも
補助は“老朽化対応”ではなく、生活動作の改善が目的になりやすいです。なので見積もり時は「段差をなくす」「手すりで動作を安定させる」など、安全・自立につながる目的をセットで相談するのがコツです。
ざっくりの流れ(迷いやすいので先にイメージ)
- 見積書などで事前相談
- 申請(自治体ルールに従う)
- 着工→完成
- 領収書等で支給申請→支給決定
補助制度は自治体や状況で条件が変わります。正確な情報は自治体窓口・公式案内をご確認ください。最終的な手続き判断はケアマネジャーや施工の専門家にご相談ください。
参考資料:国土交通省 介護保険における住宅改修
リフォーム業者さんもこの辺りの話には詳しいので、先ほど紹介した「ハピタスリフォーム」さんから紹介された業者さんが現地調査に来た時に相談してみるのも手かもしれませんね。
高齢者の浴室リフォーム補助金「介護保険(住宅改修)以外の補助金、税額控除」
介護保険(住宅改修)以外にも、浴室リフォームで使える可能性がある制度はいくつかあります。ざっくり言うと、国の省エネ系補助と、税額控除(所得税)が現実的な候補です。さらに自治体によっては独自の助成があることもあります。
最初に大事な前提
補助金・減税は、年度や自治体で条件が変わるのが当たり前です。同じ工事を二重に使えないケースもあるので、最終的には「自治体窓口」「税務の相談先」「施工会社」に確認したうえで進めてくださいね。
国の補助金(省エネ系)も、浴室リフォームと相性がいい
浴室リフォームって「安全」だけじゃなく、「寒さ(ヒートショック不安)」もセットで気になりますよね。ここで効いてくるのが省エネ系の補助です。浴室そのものだけでなく、窓の断熱や給湯器の高効率化など、温度差を小さくする改修が対象になりやすいのがポイントです。
浴室まわりで“補助に絡みやすい”代表例
省エネ補助は「どの工事が対象になるか」が年度ごとに更新されるので、最新情報の確認が必須です。ひとまず制度の方向性をつかむなら、一次情報としてこちらが分かりやすいです。(出典:経済産業省「住宅の省エネ化の支援強化に関する予算案が閣議決定されました」)
税額控除(所得税):バリアフリー改修・省エネ改修が狙い目
「補助金が取れなかった」「予算が合わなかった」というときでも、税額控除(所得税)が効くケースがあります。浴室リフォームで関係しやすいのは、バリアフリー改修と省エネ改修です。
税額控除で見落としがちなメリット
税額控除は“書類勝負”になりやすい
税額控除は、確定申告や証明書類が必要になることが多いです。後から慌てないために、見積もりの段階で「税制優遇も使えるか見てほしい」と施工会社に伝えて、必要書類も含めて確認するのがおすすめです。
自治体の助成は「上乗せ」があることも
自治体によっては、介護保険とは別枠で「住宅改修助成」「高齢者住宅支援」「バリアフリー助成」などが用意されていることがあります。これは地域差が大きいので、市区町村名+浴室リフォーム+助成(補助)で一度検索して、窓口に確認するのが早いです。
併用の考え方:やるなら“設計段階”で整理
一番もったいないのは、工事が進んでから「それ、対象外でした」となるパターンです。なので私は、最初から安全(バリアフリー)と寒さ(省エネ)を分けて、使える制度があるかを整理します。
| 狙い | 浴室でやりがちな工事 | 相談するときの言い方 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 安全(バリアフリー) | 手すり、段差解消、滑りにくい床、扉の変更 | 転倒予防・自立支援として提案してほしい | 制度によって事前申請が必要なことがある |
| 寒さ(省エネ) | 窓断熱、給湯器更新、断熱・省エネ設備 | 温度差対策(脱衣所・浴室)も一緒に見てほしい | 対象設備・期間が年度ごとに変わりやすい |
| 税負担(税額控除) | バリアフリー改修、省エネ改修に該当する工事 | 税制優遇に必要な書類まで案内してほしい | 確定申告・証明書類が必要になりやすい |
まとめると、介護保険(住宅改修)だけで判断せず、省エネ補助や税額控除まで含めて「どこまで安全・快適にするか」を設計段階で相談するのが一番ラクです。正確な情報は各制度の公式案内をご確認ください。最終的な判断は自治体窓口・税務の相談先・施工の専門家にご相談ください。
TOTO 介護ユニットバス カタログ
TOTOの介護ユニットバスは、住宅向けではなく、介護施設向けのユニットバスなのですが、「高齢者向けユニットバスのおすすめ」を探している人にはかなり参考になる部分が多いです。
施設目線で設計されたユニットバスがどういう感じなのか見ておくと、施工の相談をする際にきっと役立ちます。
ユニットバスの寿命は何年ですか?
ユニットバスの寿命は何年ですか?という疑問はすごく大事です。一般的には15〜20年がひとつの目安と言われますが、正直「年数だけ」で決めるのは危険です。劣化は部分から始まることが多いので、症状で判断しましょう。というのも、ユニットバス自体は丈夫でも、先に弱るのは水栓・換気乾燥機・排水部品・コーキングなど“周辺部品”だったりします。
寿命判断は「症状→原因→対応」で考える
同じ「カビが取れない」でも、単なる汚れなのか、コーキングの劣化なのかで対応が変わります。床のブヨブヨも、表面材の問題か、下地や床下の水回りトラブルかで深刻度が違います。だから私は、まず症状を分類して、軽い補修で済むのか、交換を視野に入れるのかを切り分けます。
症状別:よくある原因と対応の目安
| 症状 | よくある原因 | 対応の方向性 | 放置リスク |
|---|---|---|---|
| コーキングが割れる | 経年劣化/乾燥 | 打ち替え・補修 | 水が回りやすくなる |
| 床が沈む | 下地劣化/浸水 | 点検→部分補修or交換 | 漏水・腐食が進む |
| 換気が弱い | 換気扇の劣化 | 機器交換 | カビ・湿気トラブル |
| 臭いが続く | 排水トラップ/配管 | 清掃・部品交換・点検 | 漏水や詰まりの前兆 |
見えない劣化が怖い
壁内や床下の腐食、配管の劣化は見えにくく、症状が出たときに工事範囲が広がることがあります。気になるサインがあれば、早めに点検を依頼してください。
「まだ使えるけど、転倒が怖い」という場合は、寿命前でも安全改修を優先するのは合理的です。年数が浅くても、家族の状態が変わったなら“更新する価値”が出ることもあります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
高齢者ユニットバスおすすめ3選|失敗しないための完全ガイドまとめ
最後にまとめます。
高齢者ユニットバスおすすめを考えるとき、正解は「人気モデルだからこれ!」ではなく、あなた(ご家族)の不安が出る動作に、いちばん効く仕様を選ぶことです。高齢者の入浴は、転倒(濡れ床・段差・またぎ・立ち座り)だけでなく、体調急変→浴槽内での事故もあり得るので、設備選びは“安全優先”で組み立てるのが無難ですよ。
迷ったら、この順で優先すればブレにくい
- 段差:出入口のつまずきを減らす(ここは施工の納まりが超重要)
- 床:防滑+乾きやすさ+冷たさ軽減(ヌメリを残しにくい=安全にも効く)
- 手すり:点ではなく“線”(洗い場→移動→浴槽またぎ→浴槽内まで支えが途切れない)
- 浴槽:またぎ高さだけじゃなく、着地の深さ・フチのつかみやすさまでセットで
- 温度差対策:浴室暖房(予備暖房)+浴槽保温、できれば脱衣所も含めて
おすすめユニットバスを「施工できるかどうか」が最後の決め手
記事で紹介したモデルが良さそうに見えても、最終的に大事なのは「自宅に施工できるか」+「安全サポートが最適位置で付くか」+「工事費用の総額」です。
ここを飛ばして商品だけ決めると、あとで段差が残る/手すり位置が合わない/暖房が付けられない/安全オプション盛りすぎで高額 みたいな後悔が起きやすいんですよね。
だから次にやることはシンプルで、まずは施工会社に現地調査に来てもらって、
見積もりは、できれば複数社で比較
浴室リフォームは本体価格だけで決まらず、解体・配管・電気・下地補修でブレます。なので見積もりは、総額と安全提案の中身(段差・手すり・暖房)をセットで比較するのが鉄則です。
体力的・時間的に問い合わせが大変なら、無料一括見積りサービスを利用するのがおすすめです。
最後に大事な注意です。補助金や税制、オプションの可否は条件で変わります。正確な情報は公式サイトや自治体窓口をご確認ください。入浴は体調の影響も受けるので、持病や不安がある場合は医師など専門家にも相談してくださいね。
