こんにちは。シニアの蔵を運営しているtmです。
高齢になった両親や祖父母が「長時間座っているとお尻が痛い…」と言っているのを見ると、「何とかしてあげたい!」と強く思いますよね。
でも、いざ探し始めるとクッションの素材や形状の種類が多すぎて「結局どれを選べばいいの?」となってしまいます。
さらに「おしり全体が痛いのか」「尾てい骨が特に痛いのか」「腰か」「背もたれか」など、ケアすべき箇所によっても選ぶべきクッションは変わってきます。
この記事では「痛くなる部位別おすすめクッション」を詳しい解説付きでご紹介します。
また、ハニカム構造や低反発などの素材による違い、座っている椅子による違いについても詳しく解説。
さらに、クッションの選び方だけでなく、長時間座っても痛くなりにくい座り方のコツ、椅子に座ったままできるストレッチ、高齢者が座りやすい椅子の高さの目安まで、順番に分かりやすく解説していきます。
読み終えるころには「まずはこのクッションと対策を試してみよう」といった具体的な一歩がイメージできるようになるはずです。
- 高齢者が座りっぱなしでもおしりや腰が痛くなりにくいおすすめのクッション
- 素材や椅子の形状別に合ったクッションの種類や選び方
- 長時間座ってもラクに過ごすための座り方と簡単ストレッチ
- 高齢者が座りやすい椅子の高さと環境づくりのポイント
高齢者が座りっぱなしでもお尻が痛くなりにくいおすすめのクッションについて解説します
ここではまず、傷む箇所ごとにおすすめなクッションをどう選べばいいのかを解説していきます。おしり全体、腰や尾てい骨、背もたれのサポートなど、一つひとつ分けて見ていきましょう。
「どれを選べばいいか分からない」という状態から、「このパターンならこのタイプを選べばいいんだな」と判断できるところまで、一気に整理していきますね。
📌高齢者向け 座るとおしりなどが痛い場合におすすめなクッションの選び方

高齢者が座るとおしりが痛い…という悩みは、多くの場合「同じ場所に体重が集中している」ことが原因です。特にダイニングの硬い椅子や、へたってきたソファに長時間座っていると、坐骨や尾てい骨まわりに圧がかかり続けて、痛みやシビレにつながりやすくなります。若いころは平気だった椅子でも、筋肉や脂肪が減ってくる高齢期には、負担のかかり方がまったく変わってくるんですよね。
そこで大事になるのが、「どこが一番つらいのか」に合わせてクッションのタイプを使い分けることです。このあと別の見出しで、それぞれをじっくり深掘りしていきますね。
「どこが痛いか」によって、ざっくり選ぶクッションのタイプはこんな感じです。
そのうえで、どのタイプを選ぶにしても、次のポイントは共通してチェックしておくと安心です。
さらに、季節による座り心地の変化も大事です。
こんな感じで「痛い場所」と「使う環境」をセットで見ていくと、クッション選びがかなりラクになりますよ。
なお、クッションを変えても痛みが強くなる、しびれが出る、皮膚に赤みや傷が出てくる場合は、無理に自己判断を続けず、早めに医師や理学療法士などの専門家に相談して、原因をしっかりチェックしてもらうことを強くおすすめします。クッションはあくまで「負担を減らす道具」なので、痛みの根本原因が別にある場合は、専門家のアドバイスをもらいながら上手に組み合わせて使っていくのが安心かなと思います。
このあと、それぞれのケース(痩せてお尻が痛い・尾てい骨が痛い・腰へのクッション・背もたれクッション)について、もう少し踏み込んで詳しく解説していきますね。
✅身体が痩せてしまって座るとおしりが痛い場合 ➡ 体圧分散クッションがおすすめ
痩せてしまって、座りっぱなしだとおしりが痛い…という相談は本当に多いです。年齢とともに筋肉や脂肪が落ちてくると、おしりの「天然クッション」が少なくなり、骨がそのまま座面に当たるような感覚になります。体重が軽いのに、なぜか座っているとすぐに痛くなる…ここ、よく聞くお悩みポイントですよね。
痩せている方の場合、ポイントになるのは「厚み」と「やわらかさ」と「体圧分散」のバランスです。薄い高反発クッションだけだと、どうしても骨ばった感じが残りやすく、「硬い板の上に座っている感じがする」と言われることもあります。逆に、やわらかすぎて沈み込みの深いクッションだと、底づきしてしまったり、立ち上がりが大変になってしまいます。
そこでおすすめなのが、低反発とハニカム構造ゲルを組み合わせた二層構造や、厚めの低反発+中反発の組み合わせです。座った瞬間はふわっと沈み込みつつ、深いところでしっかり支えてくれるタイプなら、骨が直接座面にゴリっと当たる感覚をかなり減らせます。加えて、フラットな板状ではなく、おしりの形に沿うようなくぼみを付けたデザインや、太ももを軽く支える立体成型タイプも、痩せ型の方には相性が良いことが多いです。
また、痩せている方は、クッションだけでなく「座り方」もセットで工夫してあげると効果が上がります。たとえば、背もたれにだらっともたれかかるのではなく、おしりを少しだけ後ろに引き、骨盤を立てる意識を持つと、坐骨と太ももの裏全体で支える姿勢になりやすくなります。そこに体圧分散クッションを組み合わせることで、骨への一点集中をかなり減らせますよ。
*数値や厚みは、あくまで一般的な目安です。実際には体重や姿勢、椅子の硬さなどでも変わるので、できれば返品保証がある商品や、口コミで「痩せ型の人でも楽になった」という声が多いものから試していくと安心です。最初から完璧な一枚を探そうとするよりも、「2〜3種類を試してみて、一番ラクなものを残す」くらいの気持ちで選んでいくと、精神的にも楽かなと思います。
✅尾てい骨が特に痛い場合 ➡ U字やドーナツ型クッションがおすすめ
「尾てい骨だけがピンポイントで痛い」「座っているうちに、真ん中だけ熱を持ったようにジンジンしてくる」といった声も多いです。これ、かなりつらいですよね。尾てい骨の痛みは、転倒などのきっかけがある場合もあれば、姿勢の癖や筋力低下など、いろいろな要素が重なって出てくることもあります。
共通して言えるのは、骨盤が後ろに倒れてしまい、尾てい骨側に体重が集まっているケースが多いということです。背中が丸まって猫背になっている姿勢をイメージしてもらうと分かりやすいですが、その状態だとおしり全体ではなく、背中寄りの部分や尾てい骨に負荷が集中しやすくなります。
この場合に役立つのが、尾てい骨の部分に穴が開いているU字型やドーナツ型のクッションです。尾てい骨が直接座面に当たらないようにしながら、周囲のやわらかい部分で体重を支えるイメージですね。特に、痔や肛門周囲の手術後などで、中央部分への圧を避けたいときには、ドーナツ型クッションはとても心強い味方になります。
ただし、ドーナツ型クッションは、長く使っていると「穴のまわり」に体重が集まりやすくなるというデメリットもあります。皮膚が弱い方や、褥瘡リスクが高い方の場合は、ドーナツ型にこだわりすぎず、体圧分散タイプのクッションと組み合わせたり、医療・介護用の体圧分散クッションを検討したほうが安心なこともあります。
いずれにしても、尾てい骨の痛みが長く続く場合や、少しの時間でも強い痛みが出る場合は、一度整形外科などで診てもらうことを強くおすすめします。骨折や骨の変形、神経の問題などが隠れている可能性もゼロではありません。クッションは、その診断結果を踏まえた上で、「日常生活を少しでもラクにする道具」としてうまく付き合っていけるといいかなと思います。
✅高齢者向けクッション 腰の負担対策
高齢者クッション腰の悩みは、「座っていると腰のあたりがジワジワつらくなる」「立ち上がるときにグキッと痛む」といった形で表れます。おしりよりも先に腰が疲れてしまうタイプの方は、クッション選びのときに「座面」と「腰あて」の両方を視野に入れてあげると、グッとラクになります。
腰への負担は、座面だけでなく「骨盤の角度」と「背もたれのサポート」にも大きく左右されます。骨盤が後ろに倒れてしまうと、腰のカーブが崩れて椎間板に負荷が集まりやすくなります。逆に、骨盤が立った姿勢を保てれば、腰の筋肉や靭帯にかかるストレスも減ってくる、というイメージです。
そのため、腰対策としては「座面は沈み込みすぎない高反発〜中反発」「背中を押し出すランバーサポート」がセットであると心強いです。座面が柔らかすぎるソファの場合、クッションで一度しっかり土台を作り、その上に座るようなイメージにすると、骨盤が前後にグラグラしにくくなります。
腰痛がある方は、座りっぱなしだけでなく「立ち上がり」と「座り直し」の動作も負担になりやすいです。その意味でも、沈み込みすぎないクッションを選ぶことは大切です。立ち上がるとき、スッと前に体重移動できるくらいの硬さがあると、膝や腰への負担が少なめになります。
もし、すでに慢性的な腰痛があり、足のしびれや痛みが出ている場合は、椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などが背景にあることも考えられます。クッションはあくまで「負担を軽くするサポート役」なので、「痛みを完全に治してくれる魔法のアイテム」ではありません。症状が強いときや、日によって痛み方が大きく変わるときは、整形外科や専門医に相談し、診断やリハビリの方針を確認した上でクッションを活用していくのが安心です。
このページで紹介しているクッションの選び方や腰の負担対策は、一般的な目安や経験に基づく内容です。すべての人に同じように当てはまるとは限りません。正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、症状が強い場合や不安がある場合は、最終的な判断は専門家にご相談ください。
✅高齢者向け 背もたれクッションの選び方
背中や腰をサポートしてくれる高齢者背もたれクッションは、座面クッションと同じくらい重要です。むしろ、腰痛持ちの方や猫背が強い方にとっては、背もたれクッションの方が体感として効果を実感しやすいこともあります。座面だけを良くしても、背もたれ側がスカスカだと、どうしても背中が丸くなってしまうんですよね。
背もたれクッションを選ぶときのコツは、「腰(ランバー)」と「背中全体」をどう支えるかを意識することです。腰のくびれ部分だけをぐっと押し出すタイプもあれば、背中全体を包み込むタイプ、座面と一体になって骨盤から支えるタイプなど、バリエーションはさまざまです。
背もたれクッション選びの目安
具体的なイメージとしては、「壁にもたれたときに背中がラクだと感じる位置」にクッションが来るかどうかがポイントです。腰だけを強く押し出しすぎると、逆に疲れてしまうことがあるので、背中全体のラインと調和しているかどうかを座りながら確認してみてください。
背もたれクッションは、ソファ、高座椅子、ダイニングチェア、車いすなど、座る場所ごとに相性が違います。同じクッションでも、ソファに置いたらちょうどいいのに、ダイニングチェアだと厚すぎる…ということもよくあります。可能なら、よく座る椅子用に1つ、ベッドでの読書やテレビ用に1つなど、用途に合わせて選んであげると、座る時間全体がぐっとラクになりますよ。
また、背もたれクッションの素材も重要です。ウレタンフォームだけでなく、ビーズクッションタイプや、ファイバー構造で通気性を重視したものなど、特徴はさまざまです。長時間もたれていると背中にも汗をかきやすいので、メッシュ素材やカバーが洗えるタイプを選んでおくと、清潔さを保ちやすくなります。
高齢者が座りっぱなしでもお尻が痛くなりにくいおすすめクッションを解説part2
ここからは、クッションの素材による違い(メリットデメリット)、椅子のタイプによってのクッション使い分け、などを解説していきます。
また、クッション以外の対処法(座り方、ストレッチなど)もあわせて解説します。
また、そして最後に総まとめをお伝えします。「クッションを買って終わり」ではなく、日々の生活の中でどう使いこなしていくか、という視点で読んでもらえるとうれしいです。
📌高齢者用クッション 素材ごとの違いを解説

ひと口にクッションと言っても、ハニカムメッシュ構造、低反発、高反発、ゲル、エア、ファイバー系、ビーズ系など、素材によって座り心地も向き不向きもかなり違います。ここでは「高齢者が使う」という前提で、それぞれのメリット・デメリットをざっくり整理しておきます。
ハニカムメッシュ構造(ハニカム・ジェル系)

低反発ウレタン(低反発クッション)

高反発ウレタン(高反発クッション)

ゲル(ジェル)クッション

エア(空気)クッション

ファイバー・スプリング構造(立体構造クッション)

ビーズ・マイクロビーズクッション

どの素材にも一長一短があって、「高齢者にはこれ一択」というものはありません。大切なのは、痛みの出やすい場所(お尻全体・尾てい骨・腰など)と、立ち上がりやすさ、通気性やお手入れのしやすさをセットで考えることです。同じ素材でも製品ごとに硬さや厚みがかなり違うので、「素材+厚み+形状」の組み合わせで、自分やご家族に合うものを探していくイメージで選んでいくと失敗しにくいですよ。
📌高齢者用クッション 椅子によっても向き不向きがある
ここでは、ご家庭でよくあるシーン別に、おすすめのクッションタイプを整理してみます。もちろん、あくまで一般的な目安なので、実際には座る人の体格や好みによっても合う・合わないは変わります。「だいたいこんなイメージなんだな」と参考程度にしてもらえるとちょうど良いかなと思います。
ダイニングチェアで過ごす時間が長い場合

ダイニングチェアは座面が比較的硬いことが多く、長時間座ると坐骨まわりが痛くなりがちです。この場合は、薄め〜中厚の体圧分散クッションが相性良いです。
食事中は前かがみになりやすいので、座面クッションに加えて、薄めの背もたれクッションを合わせると、「前かがみでも腰がつらくなりにくい」姿勢を作りやすくなります。
高座椅子やこたつで座る時間が長い場合

高座椅子やこたつの座面は、柔らかく沈み込みすぎることがあります。柔らかすぎると骨盤が後ろに倒れて腰や尾てい骨に負担がかかるので、ややしっかりめの高反発クッションで「底付きを防ぐ+姿勢を整える」イメージで選ぶとラクになります。
車いすで過ごす時間が長い場合

車いすの場合は、身体の一部に圧が集中しやすく、褥瘡(床ずれ)のリスクも高まります。車いす用として販売されている体圧分散クッションやゲルクッションは、サイズや機能が専用設計になっているので、必ず車いすの座面サイズに合ったものを選びましょう。
ここで紹介したクッションタイプや厚みは、あくまで一般的な目安です。個々のからだの状態や病歴によって最適な選択肢は変わります。正確な情報は各商品の公式サイトをご確認ください。また、褥瘡リスクがある方については、最終的な判断は主治医や看護師、理学療法士などの専門家にご相談ください。
このように、「どこに座っている時間が長いか」「どこが痛くなりやすいか」をセットで考えると、自ずとクッションの候補が絞られてきます。あなたやご家族の生活スタイルに合わせて、「優先順位の高い場所からクッションを導入する」という順番で考えていくと、ムダな買い物を減らしやすくなりますよ。
💡長時間座ってもおしりが痛くならない方法
クッションを導入しても、「長時間座ってもおしりが痛くならない方法はありますか?」という疑問は残ります。正直なところ、どれだけ優秀なクッションでも、まったく痛くならない状態を永遠にキープするのは難しいです。人間の体は、同じ場所に圧がかかり続けるとどうしても負担がたまってしまうからですね。
そこで大事になるのが、クッション+座り方+姿勢変更・ストレッチをセットで考えることです。クッションは「負担を減らす道具」、座り方は「負担のかかり方を整える工夫」、姿勢変更やストレッチは「たまった負担をこまめにリセットする動き」とイメージしてもらえると分かりやすいかなと思います。
座り方の基本をおさえる
まずは座り方です。骨盤が立った姿勢をつくるために、次のポイントを意識してみてください。
この姿勢をクッションで支えてあげると、腰やおしりへの負担がかなり変わってきます。逆に、背中が丸まって骨盤が後ろに倒れていると、いくら良いクッションでも一部に圧が集中してしまい、痛みが出やすくなります。
1時間に1回は姿勢を変える
長時間座りっぱなしを避けるためには、最低でも1時間に1回は立ち上がる、または座り直すことを目標にしてみてください。少し立ち上がって背伸びをする、数歩歩く、トイレに行くなど、こまめな動きが積み重なるだけでも、血流や筋肉のこわばり方が大きく変わります。
公的なガイドラインでも、長い座位時間が健康リスクを高めることや、こまめに立ち上がって身体を動かすことの大切さが示されています。詳しく知りたい方は、厚生労働省の情報シート(出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」)も参考になると思います。
もちろん、立ち上がるのが難しい場合もあると思います。そのときは、椅子の上でお尻を左右に軽く動かして体重をかける位置を変えたり、足首や膝を動かしたりと、「完全にじっとしたままの時間を減らす」ことを意識してみてください。少しの動きでも、血流や筋肉への刺激という意味では十分価値があります。
ここで紹介している座り方や頻度は、あくまで一般的な目安です。持病がある方や、少し動くだけで息切れしてしまうような方は、無理をせず、まずは主治医やリハビリの担当者に相談してから取り入れてください。正確な情報は公式サイトや医療機関の資料をご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。
💡高齢者が椅子に座ったままできるストレッチ
「高齢者が椅子に座ったままできるストレッチは?」という質問も、とてもよく聞きます。座りっぱなしクッションと組み合わせて、簡単なストレッチを習慣にしてあげると、おしりや腰だけでなく、肩こりや足のむくみの予防にもつながります。ここでは、無理なくできる、比較的やさしいストレッチを紹介します。
上半身のリラックスストレッチ
まずは、肩や首まわりをゆるめるストレッチです。テレビを観ながらでもできるので、思い出したタイミングでサッと取り入れてみてください。
- 胸を開く深呼吸:椅子に浅く座り、息を吸いながら両腕を横からゆっくり上げ、吐きながら下ろす動きを3〜5回。胸のあたりが軽く広がるイメージで行います。
- 首の横伸ばし:片側の耳を肩に近づけるように首を横に倒し、反対側も同じように10秒ずつキープ。手で無理に引っ張らず、自分の重さでじんわり伸ばす程度にします。
- 肩回し:両肩をすくめるように持ち上げ、後ろ回し・前回しを各10回。呼吸を止めないように、ふうっと息を吐きながら回すのがコツです。
下半身のむくみ対策ストレッチ
次に、足まわりのストレッチです。長時間座っていると、ふくらはぎが固まりやすく、むくみやすくなります。椅子に座ったままできる動きで、ポンプ機能を刺激してあげましょう。
- 足首回し:片足を少し持ち上げて足首をゆっくり大きく回す(内回し・外回し各10回)。もう片方の足も同じように行います。
- かかと上げ・つま先上げ:足を床につけたまま、かかとだけ上げ下ろし、次につま先だけ上げ下ろしをそれぞれ10回。ふくらはぎやすねの筋肉がじんわり温まるイメージで。
- 太もも上げ:背もたれから少し離れて座り、片膝ずつゆっくり持ち上げて戻す動きを片脚10回。高く上げる必要はなく、イスから少し浮く程度で大丈夫です。
ストレッチは無理に頑張りすぎると、かえって痛みやケガの原因になることがあります。持病がある方や、運動してよいか迷う方は、事前に主治医やリハビリの担当者に相談してから取り入れてください。ここで紹介した回数や方法は一般的な目安であり、正確な情報は医療機関や公式情報をご確認いただき、最終的な判断は専門家にご相談ください。
💡高齢者が座りやすい椅子の高さ
「高齢者が座りやすい椅子の高さは?」というテーマも、クッション選びと切っても切り離せないポイントです。椅子が高すぎても低すぎても、立ち上がりやすさや腰・膝への負担が変わってきますし、「座るのがそもそも怖い」「立ち上がるときにグラッとする」といった不安にもつながります。
基本の目安は「膝が90度になる高さ」
一般的には、座ったときに膝・股関節・足首がだいたい90度になる高さが目安です。足裏がしっかり床につき、膝が上がりすぎず下がりすぎない高さだと、骨盤を立てて座りやすくなります。この姿勢ができると、おしりや腰への負担も分散しやすくなり、クッションの効果も引き出しやすくなります。
ダイニングテーブルと椅子のバランスを詳しく知りたい場合は、ダイニングテーブルのサイズと椅子の座面高の関係について整理しているダイニングテーブルと椅子の高さバランス解説記事も参考になると思います。テーブルと椅子の高さ関係が分かると、「クッションを何センチの厚さにするか」という判断もしやすくなります。
足が床につかないときの工夫
椅子の高さが変えられない場合や、足が床につきにくい場合は、足置き台や適度な高さの踏み台を用意して、足裏がしっかり接地するようにしてあげてください。これだけでも、腰やおしりへの負担がかなり軽くなります。床との距離が空いていると、太ももの裏側に体重が集中しやすくなり、しびれや痛みの原因になることもあります。
座面高やテーブルの高さに関する数値は、すべて「あくまで一般的な目安」です。実際には身長や体格、筋力、使っている椅子やテーブルの形状によって最適な高さは変わります。違和感があるときは、クッションや足置き、高さ調整グッズを組み合わせて、あなたやご家族にとってちょうどいいバランスを探ってみてください。
また、立ち上がるときに「足が少し後ろに引けるかどうか」も大事なポイントです。座面が低すぎると、立ち上がるときに必要以上に前かがみにならないといけなくなり、膝や腰に負担がかかります。反対に高すぎると、足がぶらぶらして安定せず、転倒のリスクが高まることもあります。実際に座ってみて、「座る・立つ」がスムーズにできる高さを優先してあげてください。
高齢者座りっぱなしクッション腰総まとめ
最後に、高齢者座りっぱなしクッションを上手に活用するためのポイントをまとめます。長時間座っていると、おしりや腰、尾てい骨など、いろいろなところに負担がかかりますが、クッションの選び方と座り方、ちょっとしたストレッチや椅子の高さ調整を組み合わせることで、かなりラクに過ごせるようになります。
- どこが一番つらいのか(おしり全体・尾てい骨・腰・痩せて骨が当たるなど)をまず整理する
- 症状に合わせて、体圧分散・穴あき・高反発・背もたれクッションなどを選び分ける
- クッションだけに頼らず、1時間に1回の姿勢変更や椅子に座ったままストレッチもセットにする
- 高齢者が座りやすい椅子の高さを意識し、足裏がしっかり床につく状態をつくる
どれも特別なことではありませんが、ひとつひとつを丁寧に見直していくと、「座っているだけでしんどい」という時間が、少しずつラクで安心な時間に変わっていきます。クッション選びや環境づくりで迷ったときは、商品の公式情報や説明をしっかり確認し、必要に応じて医師やリハビリ専門職、福祉用具専門相談員などにも相談しながら、あなたやご家族に合った座り方を一緒に見つけていきましょう。
このページの内容は、あくまで一般的な目安や経験に基づいた情報であり、すべての方に当てはまるわけではありません。健康状態や持病、生活環境によって最適なクッションや対策は変わってきます。気になる症状がある場合や、不安な点がある場合は、必ず医師や理学療法士、看護師などの専門家に相談してください。正確な情報は各機関の公式サイトや公的な資料をご確認いただき、最終的な判断は専門家と相談のうえで行っていただくことをおすすめします。



