セルフレジで小銭を使おうとしたとき、「何枚までなら入れて大丈夫?」と迷うことがあります。
結論からいうと、セルフレジで使える小銭の枚数に、全国共通の「○枚まで」という決まりはありません。店舗のルールやセルフレジの機種・設定によって異なるため、まずはレジ周辺の注意書きや画面表示を確認するのが確実です。
「一律20枚まで」ではありません。セルフレジでは、店舗のルールや機械の設定によって使える枚数が異なります。
- まず「硬貨○枚まで」などの注意書きがないか確認する
- 注意書きがある場合はその枚数に従う
- 表示がなくても、何十枚もの小銭を一度に入れるのは避ける
- 小銭が多いときは、投入する前に店員さんへ確認する
※ よく聞く「硬貨は20枚まで」というルールと、セルフレジの機械上の投入枚数は別の話です。この記事で分かりやすく整理します。
セルフレジで小銭は何枚まで?一律20枚ではない
セルフレジで使える小銭の枚数は、すべての店舗・すべての機種で共通しているわけではありません。
「硬貨は20枚まで」と書かれたセルフレジもありますが、これは全国のセルフレジに共通する機械上の上限ではありません。
実際には、次の3つを分けて考える必要があります。
| 確認するもの | 意味 |
|---|---|
| 法律上の20枚ルール | 同じ額面の硬貨について定められた強制通用力の範囲 |
| 店舗のルール | 「硬貨20枚まで」など、店舗がセルフレジ利用時に設けているルール |
| 機械の設定・仕様 | セルフレジが受け付けられる枚数や、一度に投入できる量 |

レジに「硬貨は20枚まで」「小銭は○枚まで」などの表示がある場合は、その案内に従いましょう。法律上何枚使えるかをその場で計算するより、実際に利用しているセルフレジの表示を確認する方が確実です。
よく聞く「硬貨は20枚まで」はどういう意味?
小銭について調べると、「硬貨は20枚まで」という話をよく見かけます。
これは、日本の法律で硬貨の強制通用力が定められていることに関係しています。
法律では同じ額面の硬貨は20枚まで強制通用力がある
日本銀行によると、「通貨の単位及び貨幣の発行等に関する法律」では、硬貨は一種類につき額面価格の20倍まで法貨として通用するとされています。
分かりやすく言えば、同じ額面の硬貨について20枚までという意味です。
たとえば、次のようになります。
| 支払い例 | 法律上の20枚ルールだけで見ると |
|---|---|
| 10円玉を20枚 | 20枚までの範囲 |
| 10円玉を21枚 | 20枚を超える |
| 100円玉20枚+10円玉20枚 | それぞれ同じ額面ごとに20枚 |

つまり、「小銭を全部合わせて20枚まで」という意味ではありません。
21枚以上使うこと自体が違法という意味ではない
ここも誤解しやすいポイントです。
同じ額面の硬貨が20枚を超えたからといって、21枚目から使うこと自体が違法になるわけではありません。
法律上は、同じ額面の硬貨が20枚を超えた場合、受け取る側がその超えた分の受け取りを断ることができる、という考え方です。相手が了承して受け取ることまで禁止されているわけではありません。
法律上の20枚ルールは、セルフレジの機械が何枚まで受け付けるかを決めたものではありません。セルフレジでは店舗の利用ルールや機械の設定を優先して確認してください。
セルフレジの小銭上限は機種や設定によって違う
「では、セルフレジの機械そのものは何枚まで入るの?」と思う方もいるでしょう。
これも機種によって異なります。
自動つり銭機メーカーのグローリーが公表している仕様を見ると、機械によって硬貨の投入口容量や枚数制限の仕組みが違うことが分かります。
同じ額面の硬貨を20~50枚の範囲で制限できる機種もある
グローリーのセルフつり銭機「S1000シリーズ」には、同一金種の硬貨について、20枚~50枚の間で任意に入金枚数を設定できる機能があります。
メーカーはこの機能について、硬貨の大量投入によるレジ休止を減らし、運用時のトラブルを防ぐためのものと説明しています。
つまり、同じ機種を使っていたとしても、店舗側の設定によって受け付ける枚数が異なる可能性があるということです。
投入口の容量が約50枚の機種もある
同じグローリーの「RT-500」では、硬貨投入口の容量が約50枚(100円硬貨換算)と公表されています。
ただし、ここで注意したいのが、「投入口に約50枚入る」ことと「会計で小銭を50枚使ってよい」ことは同じではないという点です。
💡 投入口の容量=使ってよい枚数ではありません
機械の投入口に入る物理的な容量、セルフレジに設定された入金上限、店舗が利用者に案内している枚数制限は、それぞれ別です。
「この機械は50枚入るらしいから50枚使って大丈夫」と判断しないようにしましょう。
枚数制限が書いていないセルフレジではどうする?
一番困るのは、セルフレジに「硬貨○枚まで」という表示が見当たらない場合です。
その場合でも、財布にたまった小銭を何十枚もまとめて投入するのではなく、次の順番で確認すると安心です。
レジ周辺の注意書きを確認する
硬貨投入口の近く、画面、レジ上部などに「硬貨○枚まで」「大量投入はお控えください」などの案内がないか確認します。
画面の案内に従って小銭を入れる
投入できる状態になってから、指定された硬貨投入口へ入れます。機械によって入れ方が異なるため、その場の表示を優先してください。
大量の小銭はまとめて入れない
枚数制限が分からない状態で、何十枚もの硬貨を財布から一気に流し込むのは避けましょう。機械側で枚数を制限している場合や、エラーにつながる場合があります。
小銭が多ければ先に店員さんへ確認する
「このセルフレジ、小銭は何枚まで入れられますか?」と聞けば大丈夫です。特に大量の硬貨を使いたい場合は、投入する前に確認するのが確実です。
セルフレジは機種や店舗によって仕様が違います。大量の小銭を入れてエラーになってから店員さんを呼ぶより、先に確認した方が会計もスムーズです。
セルフレジに小銭を一気に入れても大丈夫?
硬貨をまとめて投入できるタイプのセルフレジもありますが、どのセルフレジでも好きな枚数を一気に入れてよいわけではありません。
先ほど紹介したS1000シリーズのように、大量投入によるレジ休止を防ぐため、一定枚数を超える硬貨を受け付けない機能を備えた機種もあります。
また、自動つり銭機には、変形した硬貨や一部の特殊な硬貨を取り扱わない機種もあります。
- 財布の小銭を何十枚も一気に流し込まない
- 「硬貨○枚まで」と表示されていれば必ず従う
- 硬貨が戻ってきても無理に何度も押し込まない
- エラーが出たら操作を続けず店員さんを呼ぶ
小銭を減らすためにセルフレジを使ってもいい?
普段の買い物で、支払金額の範囲内で小銭を使うこと自体は珍しいことではありません。
ただし、財布にたまった小銭を一度に大量投入して減らそうとするのはおすすめしません。
セルフレジには店舗ごとの枚数制限や機械の設定があり、大量投入によって硬貨が戻されたり、会計が止まったりする可能性があります。
小銭が多い場合は、一度にすべて使い切ろうとせず、店頭のルールの範囲で少しずつ使うか、店員さんへ確認してから利用しましょう。
セルフレジの小銭についてよくある疑問
1円玉20枚と10円玉20枚なら合計40枚使える?
法律上の20枚ルールだけで考えれば、20枚という上限は同じ額面の硬貨ごとです。ただし、セルフレジでは店舗のルールや機械の設定によって、そのまま40枚使えるとは限りません。
実際に使うときは、法律上の枚数だけではなくセルフレジの表示を確認してください。
小銭は全部合わせて20枚まで?
法律上の「20枚」は、すべての小銭を合計した枚数ではありません。同じ額面の硬貨ごとに20枚までという考え方です。
ただし、店舗がセルフレジの利用ルールとして「硬貨は合計20枚まで」などと表示している場合は、その店舗の案内に従いましょう。
同じ硬貨を21枚入れたらどうなる?
セルフレジ側に枚数制限が設定されている場合は、超えた硬貨が受け付けられなかったり、返却されたりすることがあります。
どのような動作になるかは機種や設定によって異なるため、無理に繰り返し投入せず、店員さんへ確認してください。
1円玉を大量に入れても大丈夫?
1円玉だから大量に入れても大丈夫、というわけではありません。法律上の20枚ルールは1円玉にも同じように当てはまり、セルフレジではさらに店舗のルールや機械の設定による枚数制限がある場合があります。
財布にたまった1円玉を何十枚も一度に使いたい場合は、セルフレジの注意書きを確認し、枚数が多ければ投入前に店員さんへ確認しましょう。
枚数制限がどこにも書いていない場合は?
表示がない場合でも、全国共通の安全な上限枚数を決めることはできません。
数枚程度の通常の支払いであれば画面の案内に従って進め、何十枚もの小銭を使いたい場合は、投入前に店員さんへ確認するのが確実です。
セルフレジで使える小銭は、全国一律で「20枚まで」と決まっているわけではありません。
- 法律上の20枚ルールは、同じ額面の硬貨ごとの強制通用力についてのルール
- セルフレジには店舗独自の枚数制限がある場合がある
- 機械によって投入できる容量や設定できる上限が異なる
- 投入口に入る枚数と、会計で使ってよい枚数は同じとは限らない
- 「硬貨○枚まで」と表示されていればその案内に従う
- 表示がなくても大量の小銭を一気に入れず、不安なら店員さんへ確認する
「20枚まで」という数字だけを覚えるのではなく、実際に使うセルフレジの表示を確認することが一番大切です。

